説明書には大した説明はのってないのだが、どうも埃の程度を検知する装置が搭載されているみたいで、あちこち勝手に動きまわっては、きれになると自動的に停止、または充電器の在る場所を検知して戻っていく。写真の右下にある細い回転ブラシを駆使して部屋の角の部分もきれいに清掃していく。階段を落ちるようなへまはしない。実に見事なものである。

 こういう商品を日本の家電メーカーこそが率先して開発してほしいものだが残念ながらアメリカで開発されたものという。


ルンバ君に感謝して、一詩献じてみた。良儔とはよきともがら、仲間のことである。けなげに這いまわっている姿を見ていると可愛ささえ覚えるようになってくる。無言とはいったが、実際には長期間放置しておくと「お掃除をさせてくれ」と催促するようにも設定できるようではある。いまのところこの下僕に対しては、さらに何かを要求することがないほど、家内も筆者も気に入っている。

我家にも知能吸塵ロボットがやってきた。電気掃除機が壊れて、買い替えなければならなくなったときに、家内がルンバの評判を聞いてきた。筆者は当初、「こんなもので部屋の隅まで掃除できるとはとても思えない」と反対していたのだが、家内に押し切られるかたちで掃除機としてはやや高い目だが買って見た。

京都の生活 第156回 知能吸塵機器人iRobot Roomba (2014..6.25)
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